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■掲載記事に対する事実確認
2001年8月にMatteo Setti本人がライブで来日した際、本人と直接会談する機会がありましたので、そのときに確認しております。

VOL1 MATT LAND特集! 

「FEVER THE NIGHT」、「CAPTAIN FANTASTIC」が立て続けにヒットし 今もっともノリにのってるニューアーティストといえばMATT LAND。 A-BEAT Cのリアルパフォーマー路線を象徴するこのアーティストを今回は徹底紹介!!

4年前のMatteoさん
 彼は本名をMatteo Settiといい、1972年生まれの29歳。シンガーでありながらミュージカル俳優でもあるという根っからのパフォーマーです。イタリアでは若手俳優の中でもそのルックスの良さとユーロビートでも聞くことができる突き刺すようなクリアな声が幸いして注目株だとか。最近では「RENT」というミュージカルに準主役級に抜擢され、イタリア全土でのツアーを行ったそうです。またシンガーとしてもPOP&ソウルのジャンルで活動しているそうです。

ユーロビートとの出会いは4年前にさかのぼります。当時まだシンガーのみで活動をしていた彼をユーロビートに引き寄せるきっかけとなったのは現在TIME-RECORDSでシンガー、ライターとして活躍しているGiordano Gambogiでした。Gambogiは以前 「Ladri di Biciclette」(自転車泥棒)というグループを率いていてBEAT FREAK紙上で語られていたいた通りオーストリアを中心にそこそこの人気を博していたわけですが、Matteoはその頃から親交があり、「Arenda」というバンドを組み彼とセッションを行っていたりしました。

その時の縁がきっかけでGambogiは彼をTIME-RECORDSへシンガーとして迎え入れ、彼は98年までの一年間 ”TENSION”として「EVERYBODY WARMING」、「GET DOWN ON IT」などを歌いました。 プロデューサーであるLuca PreniciがTIME離脱後、Gambogiは一時A-BEAT Cへ身を寄せますが、 その時彼についてDave RodgersとAlbert Continiへ紹介したところ、よりリアルなパフォーマーを求めていた彼らとの思いが一致。ここに”MATT LAND”が誕生することになりました。

TENSION
「GET DOWN ON IT」
「EVERYBODY WARMING」

ライブ
SEB103「KILLER QUEEN」でデビューを飾った彼ですが、当初は一部のリスナーの評価は高かったものの、いまいちはじけるステージまでにたどり着くことはできませんでした。しかしSEB114に収録された 「FEVER THE NIGHT」が大ヒット。連続リリースになる「CAPTAIN FANTASTIC」も スマッシュヒット。タイミング良くジャケット付きという異例のプロモーションによる12inchがリリースされるなど A-BEAT C側のプッシュの強さが伺えます。

DiscoGraphy

▼SUPER EUROBEAT
1st:KIlLER QUEEN(SEB103)

(G.pasquini-
G.Gambogi-S.Oliva)
2nd:FLY TO ME(SEB107)

(M.Setti-G.Pasquini-S.Oliva)
3rd:A CHANCE TO LOVE YOU(SEB109)
(G.Gambogi-G.pasquini-S.Oliva)
4th:INVISIBLE(SEB111)
(M.Setti-G.pasquini)

5th:FEVER THE NIGHT
(SEB114)
(M.Setti-G.pasquini-L.Raimondi)
6th:CAPTAIN FANTASTIC(SEB115)
(G.pasquini-M.Setti-A.Contini)
7th:ROCK OF MY HEART(SEB118)
(G.Pasquini-S.Oliva-M.Setti)

▼EUROBEAT DISNEY
Heigh-Ho
Mickey and Minnie on a Moonlit Night

▼12inch Vinil

12inch VInil

SIDE A
CAPTAIN FANTASTIC

FLY TO ME
SIDE B
FEVER THE NIGHT
A CHANCE TO LOVE YOU

MATT LANDの魅力

TIME-RECORDSでは伸びのある妖艶な声が特徴であったTENSIONのボーカリストとして 「EVERYBODY WAMING」、「GET DOWN ON IT」などを見事に歌い上げた彼。このMATT LANDにおいてももちろんそのパワーは健在です。特に「A CHANCE TO LOVE YOU」では オーバーダビングを多用してクロスオーバーするシャウトの波がリスナーの耳を圧倒していくこと間違いなしのオススメ作です。 きっとミュージカルのステージで末席まで届くような張りのある声で鍛えた結果なんだな〜って ことまで想像させてくれます。

さらにA-BEAT Cへ移籍してからは若干路線変更が行われ、エフェクトを多重にかけてエレクトリックな声質にイコライズしていたTIME時代と比べて彼の声質そのものを生かした”LIVE”的ボーカルレコーディングが行われていることがあげられます。 ボイスそのものが低音にも左右されないみずみずしさにあふれた若い雰囲気を感じさせる上、 「FEVER THE NIGHT」のような重めのバックトラックで構成されたハイパーな押しの中にもどこかあどけなさが残るようなポップ感や親しみを与えるリーチの広さが特徴だと思います。

Future
「FEVER THE NIGHT」で名実ともにA-BEAT Cのトップアーティストの仲間入りを果たしたMATT LAND。ここ最近はコンスタントに楽曲をリリースし、またデモの段階からクリエイトに参加しているというエピソードを見ると彼の類まれな積極性をうかがうことができます。今後もSEBでのリリース、そしてEUROBEAT DIESNYへの参加を控えている彼。そのポシティブな姿勢で先輩アーティストを脅かす存在になってほしいですね!。